ネット上の、日本人によるホーミー解説のほとんどは誤解に基づいています・・・

現在(2023年8月現在)、GoogleやYoutubeで「ホーミー やり方」で検索すると、日本人よる色々な解説の動画やブログが表示されます。

しかし、残念ながら、ほとんどの解説が「ある誤解」に基づいているのです・・・

その誤解とは、
「ホーミー」と「欧米式の倍音唱法=overtone singing」と混同している
事です。

ホーミーとはモンゴルの伝統的な、”特殊な発声法”をベースにした、歌唱法です。

それに対し、欧米式の倍音唱法は、”普通の声”をベースにした歌唱法なのです。

つまり、似ているはいるけれど、「別ジャンル」なのです。

なので、モンゴルで、欧米式の倍音唱法をやっても「それはホーミーではありません」と言われてしまいます。

実際、私が現地で行われたフェスティバルに参加したとき、得意気に欧米式の倍音唱法を披露して、現地のミュージシャンから「上手ですが、ホーミーではありません」と言われている外国人を見たことがあります。

画像1

下の写真は、私がトゥバ共和国のフェスティバルのコンテストに参加した時の様子

でも別に日本人なんだから、モンゴルのホーミーでも欧米式倍音唱法のどっちをやってもいいんじゃないの?

その通りです!

私自身、表現者・パフォーマーとしては、ご自身がピンと来たものをやったら良いと思います。

ただ、ホーミーの本場モンゴルを実際に訪れ、現地に友人や知人がいる身としては、違うものは違うと言わざるを得ません。

また、発声指導家としても、
せっかく倍音唱法に興味を持ったなら、伝統的なホーミーもチャレンジしないのは勿体無い!
と思ってしまいます。

ホーミーを勧める2つの理由

私が”伝統的なホーミーもチャレンジしないのは勿体無い”と書いたのには二つの理由があります。

1.ホーミーでしか出来ない表現がある

ホーミーという芸能は、モンゴルの厳しくも美しい風の音を、畏敬の念でもって、声で表現しています。

それは、自然には精霊が宿っており、その精霊の音を真似することで、その精霊のパワーの恩恵を預かることができる、というシャーマンの伝統に則っているそうです。

なので、一口にホーミーと言っても、様々な声色の表現があり、それは「音楽」と「自然音の模写」の絶妙な融合の芸術なのです。

ホーミーの参考動画

そして、その多様な音の表現は、欧米式の倍音唱法、主にクラシック的な曲を演奏する・瞑想的な演奏するスタイルが主流、には無いのです。

欧米式の倍音唱法の参考動画

2.ホーミーの”仮声帯発声”が、普通の発声にも良い影響を与える!

ホーミーを科学者が調べたところ、声帯のすぐ上に存在する「仮声帯(かせいたい)」が、声帯と同時に震えることで、あの独特の音色を出すことを突き止めました。

そこで、学者の間ではホーミーの発声のことを「仮声帯発声」と呼ぶようになっています。

この仮声帯発声を練習すると、普通の発声にも良い影響があることが分かっており、プロのクラシックの声楽家がこの発声法を取り入れています。

プロの声楽家の佐藤拓さんが、仮声帯発声を取り入れた10種発声の解説動画
※この動画の中で「カルグラ」「喉詰め」と言っているのが仮声帯発声のことです

彼以外にも、同じクラシックの声楽家である櫻井元希さんも、ご自身の合唱団の練習として、仮声帯発声を取り入れています。

もう一つ、多くの人が陥っている点

ここで、もう一つ、多くのホーミーに興味を持った人が陥りがちなポイントについてお伝えします。

20年以上前に私が、手探りでホーミーの情報を集め、1人で試行錯誤していた時に比べ、最近はネット上に「ホーミーのやり方」情報が沢山あり、ホーミーに興味を持ち、気軽に試す方が増えました。それはとても嬉しいことです。

ただそういった記事を読んで、1〜2回声を出してみてすぐに「あ、私には無理だ」「ホーミーは難しい」と結論付けてしまう方が多くいらっしゃいます。

流石に1、2回声を出しただけで(時間にして1分未満ぐらい?)、すぐ出るほど、ホーミーは簡単ではありません。

ただし、ポイントを抑えて集中的に練習すれば、早い人では1度のレッスンであの高い音が出るようになります。

またそもそも、上記の通り、その解説情報が誤解に基づいていたり、間違っていた場合はどうでしょうか?

と言うわけで、一度じっくりやってみませんか?

この機会に、ちゃんとしたホーミーを知って、それを練習してみるのは如何でしょうか?

最近は日本に移住したモンゴル人ホーミー歌手の教室もいくつか見受けられます。

伝統的なホーミーを、伝統的な形でやりたい!と言う場合は、そういった教室が断然オススメです。

でも、
・いきなりモンゴル人のホーミー歌手に習うのはハードルが高そう
・とりあえずハードル低く試してみたい
・まずはホーミーについて日本語で分かりやすく、正しく知りたい
・それに類似する歌唱法も(ホーメイ、欧米式の倍音唱法など)も正しく知って、そこからどの歌唱法を練習するか決めたい

と言う場合は私のやっている「ホーミー入門セミナー」がお役に立てると思います。

3ヶ月集中コース<TEN-RAI>体験クラスについて

まずは、このクラスに参加すると、どのような事が得られるのかについて書きます。

・キャリア25年の専門家が直接実演&指導
・ホーミーを正しく教えてもらうことが出来る
・やり方に関して、個人個人に合わせたアドバイスをもらえる
・ホーミーを表現や仕事の中で使う上での、ほとんどの人が知らないポイントを教えてもらえる
・ホーミーと類似する、他の歌唱法(ホーメイ、倍音唱法など)についても正しく教えてもらえ、あなたのやりたいことに合った歌唱法をオススメしてもらえる

この講座は、日本で唯一の「日本人による日本人のためのホーミー入門講座」なのです

まとめると

この入門セミナーに参加すると、以下の情報や体験を得ることができます

1.ホーミーや、ホーミーに類する情報の、最新版の正しい知識を得ることができます

2.安全に、ホーミーを体験して、さらには今後のアドバイスを貰うことが出来ます。

3.普通の発声も良くなります

いただいた感想を紹介します

予想の上を行ってました

元バンドマン 様

めちゃくちゃ楽しい体験をありがとうございました!

先生は、論理的であるにもかかわらず情熱的で、かつユーモアもある素敵な方で、講義を受けている時間があっというまでした。

また、特殊発声の背景を知ることや自身の「状態」に焦点を向けることで、どんどん自分の声がより良い方向に成長していくことが印象的でした。

全パフォーマーにオススメです!

これはおススメ★★★

子守 様

本日は貴重な体験をありがとうございました。

私は音楽の嗜みが全くなく、カラオケにすらも滅多に行かず、行ってもほぼ人の歌を聴いているだけの本当のど素人です。

しかも0歳児を子守しているので、子守をしながらボイトレを受けなければなりません。

そんな私がプロのアーティストの方からボイトレを受けて良いのだろうかと悩みましたが、メールにてご相談しましたところ、私の参加を快く承諾して下さいました。

体験当日も、先生や他の受講生の方のおかげさまで、とても楽しい経験をすることができました。

体験前の私にとって、音楽とは聴くもので、演奏や歌うことはミュージシャンの方がするものでした。

そして音楽を聴くことで、楽しい気持ちになったり、悲しい気持ちが癒やされたりするものだと考えておりました。

ですが体験で実際に自分で歌ってみた時、上手く言えませんが、全身の骨が微細な高速振動した時、私の中で歌うことについての概念が変化しました。
微細な振動が体を一つに統一したような感覚で、体の抵抗というか澱みのようなものがなくなり、声と一つになったような、自分がその音そのもになったかのような、シンプルになったような感覚です。

音程や技術は未熟で恥ずかしい限りでしたが、とても良い経験ができました。

この体験を通し、歌うことの素晴らしさは、もっと日常的なもので、自然なもので、自分をシンプルな状態に導くもので、音楽というのはもっと身近にあるもかも知れないとと考えるようになりました。

体験の後、娘と散歩に行くと、畑で鳥が鳴いていました。

その時、初めて鳥の声を感じました。
コロコロと喉が鳴る、繊細なオカリナみたいな綺麗な声でした。

物言わぬ0歳児の私の娘の耳には、もっと綺麗な声に聞こえていたかも知れません。

おかげさまで娘との散歩の楽しみがまた一つ増えました。

お忙しい中、貴重なひと時を本当にありがとうございました。

出会いに感謝!!

細見 玲子 様

昨日はありがとうございました
情報満載でした
期待通りの内容でした

実際に練習して自分のなかの
可能性に出会いたいと思いました✨

前に進むことができそうです

本居 信夫 様

丁寧かつテンポが良い教え方で「教える側」としてもとても為になりました。
内容の方も事前にウィリー先生の動画で予備知識を得たつもりでしたがさらに上をゆく濃い講義でメモが追い付きませんでした。笑
心技体をとても大切にされているお方です。いわゆるボイトレとは違いさらに深いところまで体験レッスンで学ばさせていただきました。人生観まで変わってしまいそうな気がします。

この講座の価値

入門というと、ワンコインだったり、無料のセミナーもありますよね。

無料情報に関しては、私は自分のyoutubeチャンネルにホーミーに関するたくさんの動画をあげているので、そちらをご覧になるだけでも、大分勉強になると思います。

なので、この入門セミナーは、その先を学んでみたい方向けの内容です。

現地に行って習うとなると、2週間でも、往復の交通費、滞在費、先生や関係者への謝礼などで、なんだかんだで約50万円ぐらいかかります。しかも、今は戦争騒ぎで、しばらくは行くのもハードルが非常に高い状態です。

そして、私のセミナーは、ありがたいことに、違うジャンルの声のプロの方もお金を払って学びに来ます。

そして私自身、この活動を、趣味ではなく仕事としてやっています。

なので、本音を言えば、出来れば本気の人に来てもらった方が嬉しいです。なぜなら本気の人は、謙虚にレッスンを受け、素直に指摘されたことをちゃんと練習して、成果を出すのも早いからです。

だからワンコインや無料では出来ません。

とは言え、同時に、気軽に試して欲しい気持ちもあります。それは私自身もホーミーを知ったときに、「なんだこれ?すげー!やってみたい!!」と気軽に始めたからです。

そして、私の常連の生徒さんも、バックグラウンドは様々なれど、ホーミーを始めた動機は皆同じだからです。

と言う訳で、下記の価格にしました。

開催概要

日時:
12月
18日(水)14時〜17時
24日(火)12時〜15時
30日(月)12時〜15時

1月
6日(月)12時〜15時

※仕事や家の都合でどうしても日時が合わない場合は気軽にご相談ください

内容:
・レクチャー
・体験
・3ヶ月コースの説明
合計3時間のセミナーです。

場所:
オンライン(ZOOM)
※パソコンでの参加を推奨
※リアルでの開催をご希望の場合は気軽にご相談ください

お値段:
5000円

講師:
徳久ウィリアム

画像2

ホーミー・ホーメイ歴22年。ホーメイの本場「トゥバ共和国」の国際ホーメイフェスティバルグループ部門で2位入賞(「倍音S」として)。江波戸昭明治大学名誉教授、トランカンハイ氏といった、国内外の民俗学者などから高い評価を得ている。

ホーミーホーメイに限らず、古今東西の特殊発声のスペシャリスト。1000の声を持つと異名をもつ。

指導人数は述べ1000人以上。倍音系ボイスパフォーマーをプロレベルにまで育てた人数は日本一。指導大好き&評価が高い

講演・レクチャー実せき:慶応大学、静岡県芸術劇場、明治大学、ミューズ音楽院、舞台芸術の学校(文化庁委託事業「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」)など

日本で唯一(もしかしたら世界でも)のレパートリーを持つ倍音合唱団「コエダイr.合唱団」を主宰。レパートリーの一つである「テノーレス」の本場のイタリア・サルディーニャ島公演を成功させ、現在、おそらく島で一番有名な日本人(現地で撮影された動画が73万回再生!)

倍音系Youtuberとして、登録者数が600人突破!動画「ホーミー入門」が5000回再生(2023年)

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FAQ

1.女性は出来ない?

確かに、ネットをみても、女性よりも男性のホーミー歌手の方が多いですよね。

それは、文化的な理由(女性がやるのは、はしたない)で、現地での女性歌手は少ないためです。とはいえ、女性のプロのホーミー歌手は何人もいます。また、私自身、日本でたくさんの女性を教えてきたし、できるようになっています

澤田香緒里さんによる演奏動画

2.時間が合わない

合う日時が無い場合は、下記お問い合わせフォームより、気軽にご相談ください。空いていれば、早朝から深夜まで喜んで対応させて頂きますよ。

お問い合わせフォームこちら
https://t-william.net/np/usf/75rzh0dk1Z22ig.html

3.オンラインだと不安

オンラインセミナーが増えたとはいえ、初めてオンラインセミナーに参加する方は結構多いです。

当セミナーでは、zoomを使います。

このzoomを使ったオンラインセミナーはスマホでも簡単に参加できるため、今までも、ほとんどの方が問題なく参加されています。

画像3

もちろん、事前にテストしてみたい、という場合はご協力させて頂きます。

また、オンラインではなく、ぜひリアルで生で体験したい、という場合も気軽にご相談ください。下記お問い合わせフォームよりどうぞ。

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4.できる気がしない

確かに、日本には馴染みのない発声法ですので、私も初めてホーミーを知った時には、とても出来る気がしませんでした。そして、この入門セミナーに参加する方のほとんどこそう仰います。

が、私を含め、沢山の日本人ができるようになっています。いますし、世界中に、ホーミー愛好家がいることからも分かるように、誰でもできる、と今は考えています。

5.興味はあるけど、、、ホーミーやって意味あるの?

上記にも書きましたが、ホーミーの発声は、普段の発声にも良い影響を与えることが分かっています。

また、それ以前に、ホーミー自体がとても素敵な表現方法です。それを習得して、人前で披露すると、色々な人から驚きとともに、喜ばれますよ!

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私がこのセミナーをやる理由

最後に、私がこのセミナーをやる理由について少し書きます。

1.ホーミーの入り口としての役割

私は、2002年にホーミーの本場モンゴルや、1999年にホーメイの本場トゥバに行き、現地のプロの歌手や関係者と交流し、その素晴らしさを体感しました。

お大げさでなく、ホーミーやホーメイなどは、人類の無形文化遺産だと思います。

なので、それを正しく伝えたい。その魅力も含めて。

でも残念ながら、ネットに上がっている日本語の情報で、ちゃんとした分かりやすい解説・情報は非常に少ないので、私の活動の一環として、積極的に情報発信し始め、ありがたいことに好評を頂いているので、今でも続けています。

ただし、私の専門は色んな声をだすボイスパフォーマンスであって、ホーミーだけではありません。

なので、より専門的に伝統的なホーミーを習いたい、という人には、その道の専門家をご紹介していますし、そちらを勧めています。

つまり、橋渡し役になりたいのです。

2.ホーミーを通じて、声の可能性を広げて欲しいと思っています。

私自身、ホーミーを知ることで、まず「声」の概念が書き換わりました。

そして練習し、習得していくことで、自分の声の可能性が広がりました。

それで人に喜ばれるようになると、もともと、とても低かった自己肯定感が少しずつ上がって行きました。

昔は、私は自分の声や自分のことが好きではありませんでしたが、今では、自分の声も、自分自身のことも好きです。

なので、ホーミーに興味を持ってもらった人には、ホーミーを通じて、自分の声、ひいては自分自身の面白さに気づいて欲しい、と願っています。

また、色んな方を指導してきて感じるのは、日本人全体の、世界的に見ても低い、自己肯定感の低さです。それを、私の声の活動を通じて、1人でも、人生を活き活きと生きるキッカケになればと思って活動しています。

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